■ 第36回BunDoku哲学カフェ

 

テーマ:「有意義な哲学カフェ(対話)とは?」

日 時:2017年07月01日(土)19:30~21:15

会 場:ホルトホール(大分市)

参加者:14名

 

ファシリテーターのシミズです。第36回BunDoku哲学カフェを開催いたしました。今回は、14名の方々にお集まりいただき、たいへんありがとうございました。

 

今回は、第36回にして丸3年を迎える節目ということもあり、「有意義な哲学カフェ(対話)とは?」というテーマで哲学カフェそのものについて対話しました。

 

なぜ哲学カフェに参加するのか、その動機を聞いてみたところ、心の解放がある、頭の体操をしたい、気づきがある、言い合うのが好き、世界が広がる、異なる考え方を知りたい、自分の単調さから逃れたい、対話の展開に流されていく受け身の面白さを発見した、新しい価値観の発見がある、自分の依って立っている場所が他人の意見でわかる、職場や家庭では得られない体験がある、とのことでした。

 

対話の中心となったのは、エモーショナルなものと論理的なものの話で、エモーショナルに流れてしまうと個人の体験に閉じてしまって批評性や展開がなくなる、もっと論理を意識することで対話が活気づくのではないのかという意見でした。

 

私自身ファシリテーターとして、基本的に対話に対しては放置の姿勢をとっていて、いち参加者でありたいと思っている一方で、対話そのものの方向付けや意識の在り方など、いろんなアレンジの可能性はあるだろうなとも思いつつ、どこまで介入すべきかいつも迷うところです。

 

エモーショナルなものも含めて、哲学カフェで起きた出来事はルールの範囲内であればすべて肯定したいという思いもあります。連続性のない一期一会のなかでの哲学カフェになにが可能か、これからのBunDoku哲学カフェを考えるよいきっかけとなりました。いろんな実験をしたいと思います。ありがとうございました。

 

BunDoku哲学カフェは今後も約月1回のペースで開催いたします。どうぞ今後ともよろしくお願いします。