■ 第39回BunDoku哲学カフェ
テーマ:「(顔の)整形はいけないことか?」
日 時:2017年10月21日(日)19:30~21:45
会 場:ホルトホール(大分市)
参加者:13名
ファシリテーターのシミズです。第39回 BunDoku哲学カフェを開催いたしました。台風が接近するなかでしたが、今回は初参加者合わせて13名の方々にお集まりいただき、たいへんありがとうございました。
今回のテーマは「(顔の)整形はいけないことか?」でした。はじめに参加者にこのテーマについて聞いてみたところ、顔は信頼と信用につながるので容易に変えてはいけない、コンプレックスは努力して乗り越えるものだという前提からズルいと思われる、といった否定派から、自由だと思う、したければよい、自分で決断すること、悪くはない、といった肯定派の考えも聞かれました。ただ肯定派の方でもほとんどが「自分はしないけど…」といった留保がついていたようです。
自分の顔は朝起きたところから毎日鏡で見、美醜はあれ折り合いをつけて日々生きている。そこに整形というひとつの技術が入る。そこから努力なしに飛び越えることへの違和感、妬みも含めた感情が起こる。
顔をめぐる勝ち負けの競争があるのではないか、そこから技術やお金を使って抜けるズルさ(ドーピングのたとえ)、美しくあらねばならない社会の要求、視覚のもつ特別性が顔の特別性につながっている、急に変わるのではなく徐徐に変われば良い(育毛のように)、整形したことをオープンにしていけばいいのでは、など様々なやりとりが交わされました。
誰が整形をいけないと言っているのか、整形っていいよねという文化がくればいいという発言が印象に残りました。ご参加されたみなさま、ありがとうございました。