■ 第40回BunDoku哲学カフェ

テーマ：「もしも、この世界にお金がなかったら」

日　時：2017年12月02日（土）19：30～21：45

会　場：ホルトホール（大分市）

参加者：16名

ファシリテーターのシミズです。第40回目のBunDoku哲学カフェを開催いたしました。今回は初参加者合わせて16名の方々にお集まりいただき、たいへんありがとうございました。

今回のテーマは「もしも、この世界にお金がなかったら」でした。

対話に入る前にこのテーマについてみなさんに聞いてみたところ、物々交換の世界になる、価値が何によって決められていくのかわからない、世界が回らなくなる、社会らしい社会が成り立たなくなる、混乱する、トラブルが多発する、結局第二第三のお金が出てくるといったネガティブなものから、知恵やサバイバルのスキルが身につく、魔物から解放される、共同幻想から解放されるといった希望を語る方もいました。

対話を進めるにつれて、お金について根源的に考えざるを得なくなり、労働と結びついたお金の呪縛、芸術とお金、個性、自分の本質との向き合い、お金がなくなった世界は何に価値がシフトしていくのかなど、問いが深化していったように思います。

対話を通して、お金って結局どこにも「ない」んじゃないのかと、お金は本当はどこにあるの？という戸惑いの声もいくつか聞かれ、いい意味での豊かな混乱が起きたのではと思いました。ご参加されたみなさま、ありがとうございました。