■ 第43回BunDoku哲学カフェ
テーマ:「気分がアガる↑とはなにか」
日 時:2018年04月07日(土)19:30~21:45
会 場:ホルトホール(大分市)
参加者:13名
ファシリテーターのシミズです。第43回目のBunDoku哲学カフェを開催しました。今回は初参加者合わせて13名の方々にお集まりいただきました。たいへんありがとうございました。
今回のテーマは、4月で春めいた季節の、このうきうきする気分について考えてみたいと思い「気分がアガる↑とはなにか」にしました。
対話に入る前にこのテーマについてみなさんに聞いてみたところ、新しいものとの出会い、欲求が叶えられること、体温が上がること、感覚が研ぎ澄まされるとき、日常からの逸脱、抑圧からの反発、麻薬のようなもの、目を閉じて心の中でも得られるもの、雨からの晴天、異性と接したとき、解放を感じたとき、成功体験、集中状態、緊張状態などなど。
対話が進むにつれて、抽象と具象、脱線を繰り返しながらテーマを深堀りしていきました。気分がアガるのはやるべきことが明確になったからではないのか、偶然における幸運に出くわしたとき、気分がアガるにも良い悪いがある、気分には感染力がある、社会や時代にも気分がある、テレビなどのテンションの高さは気分の下がっている人を受け入れない社会の不寛容さを醸成しているなどなど。
対話の対象は個人から社会へと広がり、気分というものがもつ形のなさ、それがゆえの影響力の大きさが見えてきたところで終わりとなりました。ご参加されたみなさま、ありがとうございました。
BunDoku哲学カフェは毎月1回くらいを目途に開催しています。毎回テーマを替えて、参加者も20代から70代まで、男女比は若干女性が多く、初参加の方から常連さんまで層は広いです。
参加動機もその日のテーマへの関心から、人前で話すのがうまくなりたい、大人の人と話したいなどこちらも様々です。哲学と名がついていますが、専門知識は必要ありません。聴くだけの参加でも構いません。ご関心ありましたらお気軽に参加されてみてください。